こて隊ツアーを実施しました! 2021.10.10

昨日から下町芸術祭2021が始まりました!

開催に先駆けて、10月3日(日)に、芸術祭のサポートスタッフ「こて隊」の皆さんに向けた特別ツアーを開催しました。

展示プログラム「豊かさの触感」ディレクターの小國陽佑と、講座プログラム「下町芸術大学」ディレクター・がくちょーの角野史和たちによるたっぷり2時間の作品解説&地域紹介。25名のこて隊の方にご参加いただきました!

今回は、ツアーに参加した神戸大学のインターン生にレポートを書いていただきました。

 


 

10月5日に行われたこて隊ツアーに参加してきました。

 

主に、展示プログラムディレクターの小國さんのガイドで、下町芸術祭の会場となる駒ヶ林、新長田地区を歩きながら、まちの情報や作品について教えていただきました。

 

 

はじめに案内された駒ヶ林地区では、「角野邸」や「旧駒ヶ林保育所」などの歴史ある建造物や、地元の空き家や古民家をリノベーションした「ジョブス・ペース・ラボ」「閑居 永門」等において、昔の面影を残す特徴的な建築と現代アートのコラボレーションを鑑賞することができました。他にも、会場となっている「駄菓子屋フレンド」や「二葉じぞう広場」を実際に訪れ、鑑賞以外にも楽しめる魅力的なアート空間が地域の様々な場所に存在していることがわかりました。

 

 

続いて、新長田地区では、大正筋商店街の中にある展示会場を回り、後半は、本町筋商店街にて、「スタジオ・長田教坊」で行われる伝統芸能のプログラムの説明を受けました。商店街の日常的な暮らしの風景の中にライブパフォーマンスが展開されるとのことで、多くの人が生の芸術をより自由に、身近に体感できるような機会になるのではないかと想像します。

 

 

私は下町芸術祭には初めての参加ですが、今回のツアーを通して、様々なアートスペースやアーティストの作品を実際に巡り、芸術祭への期待がより一層膨らみました。また、指定の展示会場に限らず、まちの商店街や路地を歩いていると、地域の伝統と多様性、人々の生活の息遣いが感じられ、こて隊メンバーの一員として、芸術祭を通じてこのまちと関わることができるのがますます楽しみになりました。

 

text: Tomoko Kodani

photo: Ayane Hashimoto